インプラントの形状的な限界

私は左下の6番の歯根破折を起こし、インプラントをすることになりました。

ここでは、大臼歯のインプラントに関して、自然な歯との違いと、それによるインプラントの限界を教えてもらったので、自分の知識を整理したい意味もあり、共有します。

説明するために模式図を作りました。図の上側は、上から見た図で、下側は横から見た図です。

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通常の5番から7番は比較的四角い歯で、特に6番と7番は根が2本あることもあり、はっきりと四角いです。今私はこのうち6番を失ったことになります。

インプラントというのは、根が1本です。根が2本のインプラントも実験的には存在するかも知れませんが、実用的ではないように思うので、市場には存在しないと思います。

本当の歯と同じものは、将来的に生まれるであろう再生医療を応用した歯科再生で作れるはずですから、そこまで完璧にこだわって開発するモチベーションもないようにも思います。

さて、インプラントというのは根が一本で、太さ5ミリ、形状は丸太のような棒状です。一方で天然歯の6番自体は1センチ程度はありますから、インプラントによって6番を作ったとしても、以下のような状態にしかなりえません。

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この赤い丸で囲った空洞が生まれてしまうことが限界です。ここに、ゴミがたまりやすくなってしまうのです。

インプラントは、挿しておわりではなく、挿したあとに一層のメンテナンスを続けていく必要があります。そうしないとインプラント周囲炎という病気になり、インプラントのオッセオインテグレーションが解除されて、インプラントが脱落します。従って、メンテナンスを続けていく必要があるということです。まぁ現状でも歯間ブラシで掃除はしていますし、大して変わらないとは思いますし、ではこの隙間がなかったらメンテナンスしないのかと言ったらそうはならないのであまり変わらないですが。

インプラントの原理や周囲炎については他の記事で話そうと思います。

ただ一方で、左下6番へのインプラントは他の歯に比べると安全性も高いし、しっかりとしたものが出来る可能性は高いと言われています。なぜかというと、骨が厚いからです。例えば上顎の歯だと、上顎洞といって頬の中にある空洞にインプラントが突き抜けてしまう事故が起こることもありますし、そもそも骨が薄いのでインプラント出来ないということもあります。一方で左下の顎は分厚く、インプラントを挿すには適しています。

そういう意味でも、インプラントという選択自体は正しいとは思いますが、今後、きちんと清掃をかかすことが出来ないため、改めて天然歯が残っているということの価値に気付かされます。天然歯なら清掃を多少サボってもすぐに虫歯になるわけではないですし、突然抜け落ちるということもないですから。