矯正器具をはじめたときの痛みについて

歯列矯正は痛いと想像されていると思います。では、どれほど痛いのでしょうか。

私の場合、ほとんどの人にとってそうだと思いますが、一番痛いのは矯正器具をつけた翌日でした。

矯正器具をつける時は、「おぉ・・・歯に力がかかってるのがわかる」という程度で、「何だこのくらいなのかビビって損した」と鷹をくくっていたのですが、

翌日になって食事を取り始めてから、地獄の痛みに気づきました。

私は当時、朝はプロテインとバナナのシェイクを飲むだけでしたからその時は気づかなかったのですが、昼になって職場の近くのおいしいうどん屋に入った時に気づきました。うどんを噛めないことに。無駄にコシがあることが却ってアダとなったのかもしれませんが、とにかくうどんを噛むことが不可能で、箸でちぎったり舌ですりつぶしたり、最終的には自分の胃腸を信じて、飲み込みました。

どういう痛みかというと、これは実際起こったことがないのでわかりませんが、「歯が折れている」という感覚です。それもそのはずで、歯を動かす原理自体が

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で説明したように、歯槽骨の破壊と新生を繰り返していくものですから、「歯槽骨を破壊しようとしているのだから痛いのだ」といえば当たり前とも言えます。

ものを噛む時以外は、しんみりと痛いのですが、腹痛のように痛くて痛くて眠れないということではなく、私の場合は寝不足になるほどではなかったです。ただ、食事の時だけは常に地獄の痛みでした。食べないわけには行きませんから、毎日昼はうどんを食べていました。夜は歯を冷やしたくて、アイスクリームを食べてました。

ただ、そのレベルの痛みは最初だけで、すぐに慣れました。痛みが歯にかかっている力によるものとすると、歯が動いていけば力は小さくなっていくと想像出来ますが、歯はそれほど早くは動きませんから、たぶん脳が脳内麻薬的なものを出して痛みをシャットダウンしたのだと思います。むしろ、この状態が続けば脳が壊れてしまうのではないかと少し心配でした。

それからの痛みですが、1ヶ月ごとのつけ外しの時には、つけたあと数日は少しだけ痛みました。ただ、初回のような痛みではなく、すこーし痛むという程度で、次第に米も食べられるようになってきました。

私が使っていた矯正器具は、デーモンシステムというもので、歯にかかる力自体は従来型のものに比べて小さいと言われています。しかしあれだけ痛いのですから、従来型のものではどれほど痛かったのだろうと、想像するだけでぞっとしました。この意味でも、デーモンシステムにして良かったと思います。

これから矯正を始める人に言いたいことは、痛みについては、確かに痛みはありますが、死んでしまうほど痛いというものではありません。

矯正を決断する際の参考になれば幸いです。