矯正ブラケットをつけたまま下顎の親知らずを抜歯した話

私は矯正を始めた時、実は下顎の親知らずが2本とも生えていました。これを抜かずに矯正をはじめました。

というのも、私の左下6番はすでに怪しい状態でしたし、実際にその後5年以内に破折を起こしたわけですが、どう考えても50になるまで保つ歯ではないということはわかっていました。破折して抜歯となった場合、もちろんインプラントという手はあったのですが、一番は歯牙移植だと思っていました。

レントゲンのようすから、私の親知らずは非常に状態が良く、歯牙移植に使えそうということでした。なので、もちろん親知らずが邪魔になって下顎の矯正に多少の影響が出るかもということはわかっていたのですが、「途中で無理とわかるかも知れないが、それでやってみましょう」ということになったということです。

結果として、1年ほど経った時点で歯の動きが遅いことがわかり、抜歯をするしかないということになりました。

矯正ブラケットをつけたまま抜歯をするのは、ふつうに抜歯をするよりは難しいです。例えば、手を滑らせて器具が矯正ブラケットに当たれば、高価な矯正器具を破損します。他の歯科を紹介してもらって、そこで抜歯をしました。

抜歯はかなり長引きました。たぶん、思い切り力をかけることが出来ないとか、色々な制約があって、苦労があったからだと思います。たぶん抜いてる時間だけでも30分以上あったと思います。私は興奮でずっと心拍が高かったです。終わった時には汗をかいていたのを覚えています。歯を分断して抜歯とかいうややこしいことにならなかったのがせめてもの救いだと思います。

抜いた歯ですが、今思えば、ティースバンクに預けるべきだったと反省しています。

有限会社スリーブラケッツ

当時すでに、広島に歯を保存出来るところがあるということはわかっていたのですが、ベンチャーであって本当に先があるかわからないこと、ある程度お金がかかるということと、歯牙移植自体の成功確率がそれほど高いものではないため、もし6番を抜歯することになってしまったらインプラントでは良いかなと甘えていました。しかし、実際にはたぶん、先10年の保存代金を払ってでも可能性は残しておくべきだったと思います。もちろん私の場合は抜いた直後は歯槽骨が炎症を起こしていたという条件があり、抜歯即移植出来ないなら歯牙移植は選択肢から外れていたかも知れませんが。それでも、選択肢としては残しておけばよかったとかなり後悔しています。

親知らずを残したことによる矯正への影響ですが、もともと初期の計画では、矯正期間は1年6ヶ月ということだったのですが、この時の遅れがあり、結果としては2年かかりました。

矯正を始める時に、親知らずを残したままやろうと考える人はそもそも稀だと思いますが、ティースバンクの話含め、参考になれば幸いです。